特撮大百科DREAMS

超スローペースではありますが、業界屈指のクオリティとバイタリティを誇る【特撮大百科】シリーズのレビュー。ならびそれらを製作・販売している実力派メーカー【株式会社キャスト】関連のイベント等の御紹介をメインとする専門ブログです。

ゴジラ第4形態 ver.1専用タバ作戦ベース



今回御紹介いたしますのはこちら。

ゴジラオーナメント特撮大百科シリーズから映画「シン・ゴジラ」より

『ゴジラ第4形態 ver.1専用タバ作戦ベース』

です。


劇中、更なる進化を遂げ相模湾から鎌倉へと再上陸を果たしたゴジラ。
鎌倉市街を抜けて進行を続けるゴジラに対し、都内への侵入を危惧した大河内首相は首都防衛を目的とする自衛隊の出動を決定。

防衛省が計画した多摩川を絶対防衛線に定め、自衛隊の総力を結集してのゴジラ掃討作戦「タバ作戦」を決行する。

やがてゴジラと対峙した自衛隊はフェイズ1として胸部付近への攻撃での放射能汚染の危険を想定し、頭部を狙った対戦車ヘリによる機関砲ならび誘導弾での集中攻撃を行う。

しかしこの攻撃では一切のダメージをゴジラに与えられなかった事で作戦はフェイズ2へと移行。
戦車部隊による脚部への一斉射撃が始まる。

ここでようやくゴジラの進行速度が僅かに落ちたのを確認すると作戦はフェイズ3に移り、F-2戦闘機からの爆撃がゴジラを直撃する。
その影響でゴジラが進路を北西に変え、これに手応えを感じた司令部は再度の爆撃を敢行。
ゴジラは凄まじい衝撃と爆煙に飲み込まれ誰もが勝利を確信した。

だが直後に立ち上る爆煙の中から高々と吹き飛ばされた丸子橋が多摩川近辺に布陣する前線基地や戦車部隊に命中。
そしてそれを破壊した張本人であるゴジラも無傷で姿を現し、もはや常識を完全に逸脱した桁外れの身体能力を見せつける。

しかも航空部隊・戦車部隊共に弾薬を全て撃ち尽くし、唯一攻撃可能だった特科部隊もゴジラが住民の避難が完了していない地域に侵入した為に住民が巻き添えを食う危険性を考慮し、追撃を断念。

花森防衛大臣の無念の進言を受け、大河内首相もまた苦渋の思いで作戦の終了を宣言。

自衛隊の威信を賭けたタバ作戦は失敗に終わり、恐れていたゴジラの首都侵攻を許す事となった。


本作では劇中中盤の大きな山場となる自衛隊とゴジラの多摩川河川敷を戦場に変えての緊張感に満ちた直接対決が展開された、通称・タバ作戦のフェイズ3を卓上サイズでジオラマベース化しております。

と言うわけで同梱は無い代わりに、別売商品としてリリースされた『ゴジラ第4形態 ver.1』専用の大型情景ベース。

同系統としては【11大怪獣総進撃シリーズ】の総進撃ベースやDELUXE版の大型ベースが存在しますが、完成されたベース単体のみの商品化はおそらく
『地球最大の大怪獣サミットベース』
以来2度目となり、この仕様もゴジラ本体にも増しての自信と熱意を込め手掛かけた一つの作品としての強調である事を一目瞭然の圧巻さを持って想像するに値します。

まず驚かされるのが特撮大百科史上最大級の一大パノラマな驚異のスケール感。
別売商品とした事による自由性をフルに活かした思い切りの良いボリュームは、まさにリアリティに富んだ戦闘描写に定評あるタバ作戦そのものの臨場感を存分に描き出すに相応しいサイズです。

もちろんそのサイズに見合ったスペクタクルなフェイズ3の締めとなるゴジラへのトドメを狙った爆撃シーンも革新的なまでの再現度を実現しています。



ゴジラを焼き尽くさんとすべく猛烈な勢いで多摩川河川敷に立ち上る左右の爆煙エフェクトも、妙光る角度で配置し中央に挟み込むゴジラに相当する全高がもたらす息飲む程に壮絶な瞬間の如実さはまさに特筆の冴えっぷり。

従来の特撮大百科での爆破エフェクトはクリア素材の使用がほぼ基本。

しかし本作に限っては全て塗装による表現が施され、それが見事な功を奏し刺々しく苛烈な雰囲気を醸す黒煙と尋常ならざる熱量を意識させる爆炎が織り成す、卓越した塗り分けで投影させたカタルシスな重厚感の演出は、大気を激しく揺らし耳を劈く爆音すら轟かしそうな絶大な視的効果が発揮されています。  

が、この爆発の凄まじさを表現する何本もの出っ張り部分はその分耐久性に幾分優れたレジン製とは言え、形状の問題でちょっとした衝撃が命取りとなる脆さも目立ちますので取り扱いにはいつにも増しての注意が必要となります。

またすぐ側の丸子橋も特異なまでの印象強さを放つゴジラや爆煙エフェクトに劣る事の無い、いぶし銀な立ち位置で同ベースの情景構築に欠かせぬ堅実な存在感の際出ちに思わず目が向く事は確実。



骨組みの大部分は補強の為に未型抜きとなっていますが橋内部はちゃんと貫通していたり、下を流れる多摩川も塗装での再現がされ、その下手に飾らぬ厳かさがさり気なく場面の緊迫した空気の密度を高めていたりと、この丸子橋周辺も地味にながらいろいろと見せ所揃ったポイントを成しています。

またゴジラの前方に配された5台の戦車部隊。

これらもゴジラとの対比を効かせたマイクロサイズながら実に精密な造りで情景の盛り上がりにぐっと躍動感を添えており、まさに小さくもその全てを蹂躙するゴジラの戦慄とそれに挑む自衛隊の本気を雄弁に物語る場面の象徴的存在です。
ちなみに強度に不安を覚える砲身部分も、敢えてのラフな造型でしっかりと破損への対策がされているのも逆に好印象です。

本作ならではの真価となる主役のゴジラ第4形態をディスプレイする事で、そのビジュアル効果を格段に昇華し合える画期的な渾身性を輝かせる紛れもなきシリーズ筆頭の傑作ベース。

これぞシチュエーションも一つのキャラクターとして捉える特撮大百科が誇る真髄の体現ここに極まりです。 
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テーマ:特撮 - ジャンル:サブカル

  1. 2017/04/25(火) 00:09:57|
  2. ゴジラオーナメント特撮大百科
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大巨獣ガッパ羽田空港親子再会ビネット《ガッパ雌》



今回御紹介いたしますのはこちら。

徳間書店HYPER HOBBY誌上限定販売品から映画「大巨獣ガッパ」より

『大巨獣ガッパ羽田空港親子再会ビネット《ガッパ雌》』

です。


劇中、南海の孤島・オベリスク島の守り神と崇められ何万年も前から島内に暮らしていた伝説の夫婦怪獣として登場。

しかし日本人に私利私欲で生まれたばかりの我が子が連れ去られた事を知り悲痛な叫びを挙げて激怒したガッパ夫婦は怒りのままに島の集落を壊滅させると、仔ガッパの救いを求める声が聞こえる日本に向けて飛び立つ。

そして日本へと飛来したガッパ夫婦は我が子を求めて上陸地点の熱海で口から放つ熱線や怪力を駆使して暴れると、そのまま河口湖に潜伏。

しかし自衛隊による弱点である不協和音を大音量で鳴らされ湖から追い出されるも、この際周辺の街に甚大な被害をもたらす。

その後も京浜工業地帯を破壊しつつも、ひたすらに我が子を探し求め続ける親ガッパ達。

その姿とオベリスク島の少年の純粋な訴えに心打たれた人々は遂に仔ガッパの返還を決意。

羽田空港で解放された仔ガッパの呼び声が届いたガッパ夫婦もまたすぐさま空港に駆けつけ、ようやく果たした親子感動の再会を翼と翼触れ合う様に歓喜の叫びを響かせる。

やがてまだ上手く飛べない仔ガッパに飛び方を教えた親ガッパ達は夜明けと共に、真っ赤に燃えた太陽を目指し仲良く親子故郷のオベリスク島へと帰るべく日本を飛び去るのだった。


本作ではガッパ雄と常に連れ添い夫と共に我が子を救うべく人間達を相手に獅子奮迅する妻にして、何より愛し子を想い気に掛けて止まぬ慈愛に満ちた母としての両面を画面を通して、当時としては珍しい女性怪獣である事を克明に示し続けたガッパ雌をフィギュア化しております。

熱海に上陸した際に何故か茹で蛸を咥えていた事をよくネタにされるガッパ雌ですが、これもお腹を空かせているであろう仔ガッパの為に用意した母性からと言う裏設定を知れば、遠く離れた孤島からなりふり構わず仔ガッパを救う為だけに飛来した事実と併せて、怪獣にも確かな親子愛が存在する証明の一つである事に違いありません。

そして本作はそんなガッパ親子の愛情深さを惜しみなく発揮した最高の感動の瞬間に最大級の敬意を払うべく、旧イワクラ黎明期の造型技術の粋を集結して完成させ、10年以上の歳月を過ぎてなお今も特撮大百科関連作品における屈指の大傑作と評される羽田空港親子再会ビネット。

その中の一体であるこのガッパ雌も他の二体同様に、再現が最も難しいと言われるガッパフィギュアの金字塔たる断トツのハイクオリティを誰の目にも瞭然に誇示されています。



ポリストーン素材で造られている事でさらに拍車が掛かるズッシリとした手応えが嬉しい全高150mmものビッグサイズが醸し出すスケール感。

そしてその特徴からの利点を最大限に活かしたディテールの行き届きはまさに驚嘆のビジュアル再現度です。

母性的なしなやかさある体躯を飾る刃物の様な鋭さを備えた全身をビッシリと覆う鱗の一枚一枚から漂う情熱込もった立体感抜群の仕上がり。

静かに折り畳まれながらも折り目の美しさからその荘厳な趣きが伝わってくる巨大な翼の精彩さがその圧巻の存在感をアピールしています。

さらに喉元や首筋、翼の一部に生えるふさふさの体毛素材の枠を越えてリアルな質感を演出した入念の模りぶり。



背後から見る後頭部から尻尾の先端までの流れる様に整ったプロポーションも構成する様々なパーツの緻密さと相成って実に妙冴える見栄えが有り有りと伝わってきます。

しかしガッパ雌固有ならではの特徴となるのがやはりその表情に他ありません。

ガッパ雄と比べると小ぶりな鶏冠の下に浮かべる目の前の仔ガッパに向ける優しく喜び噛み締める顔つきは、まさにこのガッパ雌だから可能な満ち溢れる母性の体現。
その心境すらはっきりと形にして表す徹底した入念さでこれ以上無い程の繊細な再現に至らしめたプロの技術力と心意気には、こちらもひたすらに称賛せざるを得ません。

さらに両腕を前に突き出しゆっくりと歩を進めるポージングによる、まさにその動作の情景が鮮明に浮かぶ臨場感も格別の素晴らしさ。

同梱の『仔ガッパ』と組み合わせる事で劇中の抱擁シーンまで再現出来る仕様は言わずもがなの、購入者の満足感をどこまでも追求する至れり尽くせりの心配りであると言えます。

ただし先述の通り、本作は全て壊れやすいポリストーン製なので組み合わせの際は細心の注意が必要です。

後に発展を続ける特撮大百科シリーズの大きな指針となった作品として、これもまた愛する夫や子供共々に色褪せる事なく輝き続けている紛れもない至高の逸品です。


そして来るべき2017年4月22日は
「大巨獣ガッパ」
公開50周年を迎える記念すべき節目の日。
今回もまた日活唯一の特撮映画の主役にして、怪獣史に残る深い親子愛で観客に暖かい涙を誘ってくれましたガッパ親子へのお祝いと、いつか新作と言う形でスクリーンに帰ってくる日が来ます事を期待しながら今回の更新に変えさせていただきます。


HappyBirthday大巨獣ガッパ!!

テーマ:特撮 - ジャンル:サブカル

  1. 2017/04/20(木) 00:03:37|
  2. ガッパ特撮大百科
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シン・ゴジラGENERATION



今回御紹介いたしますのはこちら。

株式会社ホビージャパン.刊
『シン・ゴジラGENERATION』

です。

業界屈指のこだわりによる洗練された内容の充実度で毎回高い支持と人気を集めている同社刊行の特撮MOOK『コンプリーション』シリーズ。

その系譜を継ぐ新刊として、株式会社キャスト代表兼特撮ライターであられる

・中村哲氏

も中心メンバーを務める同シリーズ執筆スタッフがまたもや集結して取り組まれたテーマが、この今もエンタメ界で話題を振りまき続けている2010年代空前の超大作「シン・ゴジラ」

そんな話題性に肖りフィギュア同様に関連書籍も雨後の筍の如く映画公開前後から次々と発売されました。

が、本書はさすが実績ある精鋭スタッフが吟味を重ねた末に満を持して世に送りだした事だけあって、まさにそれらの中でも頭一つ秀でた良質たる読み応えを実感させてくれます。

「GENERATION」と銘打つ本書では劇中で披露されたゴジラの各形態のフルカラーによる雛形特写と映画製作スタッフならび出演俳優へのインタビューをメインとした構成で彩られ、印象強く紙面を荘厳に飾る映像未使用プロップも含めた群を抜いての資料価値高い写真多数を収録。
そして同映画への取り組みを綴る各方面からの豊富にして詳細な一言一句見逃せぬ情報量は、今回も知られざる完成までへの真相に触れた事への驚愕と感激に舌巻く事請け合いの徹底された集約ぶり。

映画の大ヒットを心から納得させられる舞台裏を映す写真やイメージボード付きのメイキング解説も、進化と呼ぶに相応しい新たな試み満載のシン・ゴジラを象徴する意気込みを交えて熱く語られており、本編とはまた違った好奇心満たす高揚感が得られるはずです。

ただ惜しむべきは本書の中心たる豊富なゴジラの雛形や特写がページごとに華を添えながらも、何故か第1形態に関しては詳細の一切が触れられてないのがラストの第5形態も大々的に取り上げてるだけあってひたすら疑問に残るのも事実ではないでしょうか。

しかしそれを補って余りうるのが「シン・ゴジラ」発表から公開までの軌跡を追う新聞記事の特集に、この約1年にて日本中で開催された関連イベントやキャンペーンのほぼ全てを掲載。

12年振りのゴジラの対戦相手となったニッポンがどれだけゴジラを愛し待ちわび続けていたのかがよく分かる実に感慨深きリストです。

他にもシンゴジ襲撃地の実際の光景を巡るコーナーや「クレヨンしんちゃん」との異色のコラボでファンを驚かせた
『しんのすけ対シン・ゴジラだゾ』
の回の徹底紹介と他にも有り余る見所がズラリと揃っています。



ページ数自体はこれまでのコンプリーションに比べると控えな全112ページですが、そんな不満など微塵も抱かせぬ同映画の魅力をこれでもかと凝縮されており、しかもお値段もこの手の書籍にしては
・2200円(税別)
と比較的リーズナブルに設定されているのも嬉しいところ。

これぞ「シン・ゴジラ」にこれからの特撮の未来を見出せた人達必携の一冊として熱烈にお勧めしたいのと同時に、今回もこの素晴らしき本書と出会わせてくれました執筆スタッフの皆様に心からの
「ありがとうございます」
を僭越ながら申し上げさせていただきます。

テーマ:特撮 - ジャンル:サブカル

  1. 2017/04/15(土) 00:08:23|
  2. 書籍
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ゴジラ第4形態 ver.1



今回御紹介いたしますのはこちら。

ゴジラオーナメント特撮大百科シリーズから映画「シン・ゴジラ」より

『ゴジラ第4形態 ver.1』

です。


劇中、東京湾羽田沖に突如出現しその後蒲田に上陸して甚大な被害を出した巨大不明生物。

この未曾有の緊急事態に政府は官邸内に「巨大不明生物特設災害対策本部」通称「巨災対」を設立。
内閣官房副長官・矢口蘭堂の主導の下、巨大不明生物の正体と事態の終息を目的に活動を開始する。

やがて米国のエネルギー研究機関で研究を続け、数日前に消息不明となった牧悟郎教授が残した資料から「ゴジラ」と名付けられた巨大不明生物は各分野からの調査の結果、60年前に各国が深海に不法投棄した放射性廃棄物の影響で突然変異を起こした太古から棲息する海洋生物だと推測。

それでも米国が把握していたものより遥かに変貌しており、人間の8倍もの遺伝子情報を内包し、さらに体内に有する生体原子炉による核分裂をエネルギー源として活動する実質的に地球上での生態系の頂点に立つ完全生物だと示唆される。

これに対し巨災対はその生体原子炉の構造を逆に利用した冷却機能不全を発生させてのゴジラの活動停止を狙う「矢口プラン」を発案する。

しかしその矢先、神奈川県相模湾にゴジラが出現。

鎌倉に再上陸を果たしたゴジラの姿は前回の上陸時から更に巨大に、更に強大に劇的な第4形態へと進化を遂げ大河内総理を始めとした関係者一同を愕然とさせる。

そしてゴジラは移動上の物全てを蹴散らしながら首都・東京に向けての進撃を始めるのだった。


本作では誰も見たことの無い全く新しいゴジラ像を目指し、12年ぶりの邦画シリーズとして帰ってきた名実共に歴代最大級となるシンゴジでも最もスタンダードな第4形態を堂々のオーナメント化しております。

公開と同時に観客の心を烈火の如き勢いで鷲掴みにして、熱狂と共に日本中の話題の中心となった「シン・ゴジラ」

その影響はグッズ展開にも絶大なまでに及び、中でもフィギュア関連は群を抜いてのリリースラッシュが起こり、様々な企業やメーカーから多種多彩なシンゴジフィギュアが製作され、現在進行形で数多くのファンを魅了し続けてやみません。

そしてその影響は株式会社キャストさんにもセンセーショナルにもたらし、本作の先行販売分はまだ劇場にて絶賛上映中の段階で、特撮大百科としては異例とも言える早さの商品化を実現。

まさに「シン・ゴジラ」が提示した特撮映画の新たなステージへの劇的な進化に触発されたキャストさんの同映画への情熱と敬意をストイックに体現してみせたオーナメントだと断言しても良いでしょう。 

それに一層の揺るぎない説得力をもたらすのが、同時期の他社作品と比較しても遜色全くない、一目で分かる独創性満載のデザインを完全網羅した曰くシンゴジだけあっての折り紙付きなハイグレードクオリティ。

従来の歴代ゴジラと一線を画する、鋭角に隆起した胸元際立つ細身な上半身と100mを越える巨体を支えるべくボリュームアップした下半身のアンバランスなフォルムも絶妙に再現。

天を仰ぐ小さな両腕や、爪先立ちながらも力強く直立する乱雑に突き出た細かな複数の爪までちゃんと模った脚部とフルCGならではのゴジラの特徴も精彩に反映されてます。

剥き出しの筋繊維を思わせる黒色の表皮も、その複雑な構図に臆さず取り組んだだけある納得の緻密さで鋼の鎧の如き無敵の強靱さを有り有りと演出。
そしてシンゴジの断然たる象徴と言える、全身の表皮の下から灼熱のエネルギーを迸らせ浮かび上がらせる紅蓮の輝きも真に迫る色使いによる黒い表皮との相乗効果が成す、まるでマグマを意識させる圧巻にして危険な威圧感の表現を本作もまた見事物にしていると言えます。



強い原点回帰が見られるゴツゴツとした頭部もその特色をしっかりと押さえており、感情移入を激しく拒むギロリとした両眼が放つ妖しげな眼光。
そして噛み合わせ悪い不揃いな歯並びであっても、妥協無くきっちり型抜きされた禍々しき口部のきめ細やかな仕上げは必見の価値有りです。



王道と斬新を兼ね合わせる漆黒の背ビレも塗装に若干の簡略が見られますが、それでもなおシンゴジ唯一でもある後頭部から連なる5本の配列の精緻な描写もまた満足度抜群の高い完成度で、背後からのオリジナリティに魅入らせてくれます。

しかし本作最大のインパクトを抱くは、やはりその長大かつ強烈な貫禄を豪快に演出する高くもたげられた尻尾。



ゴジラ本体も過去作と対比してもかなり大型サイズの部類に入りますが、尻尾自体に至ってはゴジラオーナメント特撮大百科シリーズ最大級の全高を記録しており、まさに震撼覚える迫力満点の躍動感を誇示。

もう一つのゴジラの頭部の様な物が漠然と浮かぶ真っ赤に爛れた異形な尻尾の先端部も、他にも増して目を凝らせば凝らす程に思わず引き込まれそうな会心のディテールでくっきりと形作られています。

ちなみに本作には専用ベースの同梱はありませんが、その理由はまた後日改めての御紹介とさせていただきます。

【現実対虚構】を具現化する歪な体躯に宿す不壊の威厳に溢れた畏怖と神々しさ。

まさに現代社会に初めて現れた神の化身たる存在の偶像としてこれ以上になく、それに伴う特撮大百科の更なる飛躍を証明する渾身の意欲作となりましたが、タイトルのver.1の通り特撮大百科版シン・ゴジラは現在も別形態やver.違いと続々と新商品を展開中。

それらをここで取り上げますのはまだまだ先の話ながら、キャストさん発のシン・ゴジラムーブメントにこれからも一ユーザーの端くれとして期待の目が離せそうにないです。

テーマ:特撮 - ジャンル:サブカル

  1. 2017/04/10(月) 00:04:47|
  2. ゴジラオーナメント特撮大百科
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4月京都みなみ会館さん各種イベント 告知



季節は春本番な4月に突入。
私の誕生月でもあり、何より一番好きな花である桜も満開の彩りを迎える事もあって、私にとっても一年で一番心地良い高揚感を感じる月でもあります。

ただ私が生まれる前から地域の名物として毎年春を告げ続けてきた自慢の一本桜が、今年はまだ満開になってないのが非常に気掛かりな今日この頃。

他では既に満開となって連日お花見を楽しまれていると言うお話をよく耳にしますが、おかげで私の春の訪れの実感はもう少し先となりそうです。


それでは今回も個人的近況はここまでとして、本題であります西の特撮愛好家の聖地の地位に君臨されます

「京都みなみ会館」さん

で開催されます今月の特撮イベント情報を簡単に御紹介させていただきます。

まずは春の季節も俄然絶好調な同地の確固たる定番中の定番イベントであられます古今東西特撮映画銀幕上映会

【超大怪獣大特撮大全集SDXPART1】

3シーズン制の前期となりますPART1の締めを飾る4月開催分のスケジュールは以下の予定です。

 

《日時》
・2017年4月15日(土)20:05~22:35
・2017年4月16日(日)18:10~20:40

《上映作品》
・「ゴジラ電撃大作戦」(1972年)
・「短編特撮映画」

《鑑賞料金》
・当日/1800円

何気にPART1の目玉となっていた宇宙超怪獣キングギドラ来襲作品3ヶ月連続上映。
そのラストは70年代に一世を風靡しましたチャンピオンまつりでのリバイバル作品でもある「怪獣総進撃」の改題短縮版「ゴジラ電撃大作戦」と言うのも、その映像としての貴重さと同時に実に趣きあるチョイスで好印象を抱きます。

そしてSDXならではの恒例企画となります当日まで秘密の短編作品の覆面上映もまた今月はどんな作品が飛び出すか、こちらも引き続き期待の一本となりそうです。

そして今や上記イベントと並行して特撮聖地の京都みなみ会館さんの象徴たる上映会はもちろん、ウルトラマンシリーズ放送50年特別企画のこれ。

【ウルトラ大全集PART2-きたぞ!われらのウルトラマン-】

こちらも3シーズン制の中期ラストのプログラムですが、その予定スケジュールはやはり以下の通りです。

《日時》
・2017年4月15日(土)18:40~19:55
・2017年4月16日(日)16:30~18:00

《上映作品》
・『ウルトラセブン』(1967年)
第26話「超兵器R1号」
第38話「勇気ある戦い」

《料金》
・当日/1500円



歴代ウルトラマンシリーズの中でも屈指の人気を誇る今年放映50周年のウルトラセブンが遂に京都みなみ会館さんのスクリーンに登場。
シリアスなSF色の強い作風を売りとしておりますが、今回チョイスされましたエピソードもセブン作品らしいメッセージ性の強い必見の2本です。


更に
・2017年4月16日(13:00開場/13:30開演)
には京都みなみ会館1F特設会場を舞台とする、ウルトラ大全集恒例のお楽しみ企画であります上映作品に因んだ特別ゲストを招いてのトークライブ&サイン会も開催。
今月のゲストはウルトラ警備隊の紅一点である友里アンヌ役を熱演されました

・ひし美ゆり子氏(女優)

の御来場が決定。

魅力的なウルトラヒロインの中でもトップクラスの知名度を誇りますアンヌ隊員が語る、ウルトラセブン50年目の愛の真実はまさにウルトラ大全集PART2の締めくくりに相応しい注目の的となる事必至。

当日はひし美ゆり子氏によるコメンタリー上映も行われますが上映エピソードはまだ未定との事です。

なおこちらのトークライブへの参加料金は
・1000円
となっております。


また2週間後の

・2017年4月29日(土)

には、やはり京都みなみ会館さんにて年に三度の特撮オールナイトイベントの第1弾となる

【大特撮スペクタクルNIGHT】

の開催も決定。

上映時間や特別ゲスト等の詳細は後日発表ではありますが、当日の上映作品は

・「世界大戦争」(1961年)
・「日本沈没」(1973年)
・「東京湾炎上」(1975年)

の3作品がラインナップ。
タイトルのスペクタクルに恥じない一触即発の危機また危機の日本SOSな東宝名作群揃い踏みです。

4月の京都みなみ会館さんは春先の盛り上がりに拍車を掛ける何時にも増して見所満載の企画連発で充実度もますますアップ間違いなしです。

ちなみに
・2017年4月22日(土)13:00~20:00
には、渋谷区千駄ヶ谷のSo-SPACEさんにて13回目の開催となる

【東京怪獣談話室】

の開催も控えており、こちらも関東近辺や当日近場に立ち寄られます方でお時間に余裕あられましたら、今回も是非奮っての御参加をお勧めさせていただきます。

テーマ:特撮 - ジャンル:サブカル

  1. 2017/04/06(木) 21:59:49|
  2. イベント
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