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特撮大百科DREAMS

業界屈指のクオリティとバイタリティを誇る【特撮大百科】シリーズから、年代問わずランダムに選んでのレビューをメインとする個人的趣味全開のオタク系ブログです。毎月5の倍数日の更新を心掛けております。

メガヌロン1956

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今回御紹介いたしますのはこちら。

ゴジラオーナメント特撮大百科Miniシリーズから映画「空の大怪獣ラドン」より

『メガヌロン1956』

です。


劇中、阿蘇の炭鉱内で発生した炭鉱夫が次々と惨殺される猟奇連続殺人。
当初は行方不明になっていた炭鉱夫の五郎が犯人として疑われる。

しかし五郎も遺体で発見され、更に真犯人の怪虫メガヌロンが住宅街を襲撃した事で事態は急変する。

これを討伐すべく出動した警官隊の拳銃はおろか機関銃すら弾く、強固な外皮を持つメガヌロンは追撃する警官を返り討ちにして炭鉱内へと逃れる。

そこで一人の炭鉱夫によって石炭を満載したトロッコをぶつけられ倒されるも、すでに炭鉱奥の地下空洞はメガヌロンの群れの巣窟と化していた。 

だが同じ場所で天敵のラドンも孵化。

そのままメガヌロンは群れごとラドンに食い尽くされ、全滅するのだった。


本作では喰うか喰われるかの食物連鎖を地で行き、主役のラドンに勝るとも劣らぬ鮮烈な存在感を示した、メガヌロンをミニオーナメント化しております。

光の届かぬ密閉空間に不気味な声を響かせ、次々と人々を凶刃に掛けていく姿無き殺人鬼。

そんなサスペンスホラーさながらの陰鬱なスリル演出を冒頭から繰り広げたメガヌロン。
等身大サイズゆえのジワジワと迫り来る恐怖は、大迫力のスペクタクルを売りとする怪獣映画の概念を大きく覆しました。
しかもその後は更なる脅威に捕食されて退場するあっけなさも、メガヌロンと言う異色の怪獣を完成させた要素の一つと言えます。

このMini版では、孵化したばかりのラドンから逃げ惑うメガヌロンと言う、なかなかに意外性ある場面をチョイス。
しかもラドン側の視点を意識してかメガヌロン本体のスケールを、従来の同シリーズ作品より一回り程度小さくしてあるのも面白いポイントです。

しかしサイズ以上に趣向を凝らした作品となっており、数あるMiniシリーズでも特に際立った演出力を顕示しています。

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デフォルメによってより強調された青い複眼。
光沢感ある塗装が引き立てる洗練されたディテールに、メガヌロンを祖とする虫系怪獣の醍醐味がよく表れています。

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鰐肌を思わせる背部を覆う外皮も、劇中での活躍に添う堅固な質感を隅々まで形にした、こちらもまさに申し分なしの再現力と言えます。

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メガヌロンの恐怖の象徴たるハサミは、もう少し大きく見せてもよかったかもしれません。
一方でハサミ自体はその特徴をキメ細かに捉えた、安定のキャストクオリティです。

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本作の情景ベースとなっているラドンの卵の殻も、この1シーンのみでメガヌロンとラドンの体格差を鮮明に描写する、臨場感に富んだ仕上がり。

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そして殻の下に潜むもう一体のメガヌロンも、メインに匹敵する抜群のアクセントで本作の見応えをより高めてくれます。

異形のシリアルキラーにして、生まれたてのラドンの餌。そんな両極端な特性を持つメガヌロンの魅力に追随する同オーナメント。
これもまた本家以上に遊び心を形にする、Miniシリーズらしさ全開の良作です。


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  1. 2020/09/15(火) 00:41:38|
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ラドン1956

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今回御紹介いたしますのはこちら。

ゴジラオーナメント特撮大百科Miniシリーズから映画「空の大怪獣ラドン」より

『ラドン1956』

です。


劇中、核実験や地熱の上昇で現代に甦った翼竜の変異体として登場。

阿蘇炭鉱の奥深くで孵化すると、炭鉱内のメガヌロンを喰らい尽くして成長。
その後、阿蘇山火口の空洞を根城に、超音速の未確認飛行生物として各地に出没しては、航空業に甚大な被害を出す。

やがて人々にその正体を突き止められたラドンは、阿蘇の地中から姿を現すと、佐世保で自衛隊の戦闘機と交戦。

一度は撃ち落とされるも、再び飛び上がりそのまま福岡に襲来する。

福岡では自衛隊の戦車部隊と攻防を繰り広げ、更にそこへもう一体のラドンが乱入。
戦車部隊もろとも福岡の街を壊滅させた2体のラドンは、帰巣本能に従って飛び去るのだった。


本作では戦闘機をも凌駕する縦横無尽の機動力で、人類を翻弄した初代ラドンをミニオーナメント化しております。

ゴジラ、アンギラスに続く第3の東宝怪獣として、銀幕デビューを果たしたラドン。
その猛威を空にまで広げると同時に、既存の生物では不可能な「マッハ」の概念を特撮界にもたらした立役者でもあります。

現在でも怪獣はもちろんヒーローやメカニックに至るまで、空想特撮での空翔る者の飛行速度は超音速が定着。
まさに「空の大怪獣ラドン」での、スピーディーかつスペクタクルな演出の影響力の大きさが伺えます。

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なお本作のラドンは、阿蘇山の土中から出現するシーンからチョイス。
しかし劇中での情景は完全にオミットし、その分画面に映し出されなかったラドンの全身を浮き彫りにする、大胆なアレンジが特徴です。

一見オーソドックスな構図ながら、その指先大サイズにふんだんと模った意匠は、紛れもなく刮目の価値あり。

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初代ラドンならではのスリムな体躯。そして左右非対称に翻る翼のしなやかな質感を、デフォルメ化してもキレ味損なう事なく鮮やかに再現。
胸に並ぶ鉤爪状の突起は一部省略されていますが、それでもラドンの風格を演出するに欠かせぬ、存在感を秘めたパーツです。

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威厳漂わす大きな黒目に、エッジの効いた2本角や嘴。それらが印象深いラドンのクールフェイスに彫り込まれた、ディテールの精彩さはまさに真に迫る見応えを伝えてきます。

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同シチュエーションを象徴する、翼の土汚れを丹念に啄むラドン。そんな怪獣らしからぬ程にリアルな生物感に富んだ仕草も、首の角度から顔の傾き具合まで、しっかりと表現しています。

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そして本作の要となる脚部も、主張し過ぎる事なく作品の風格ある佇まいを引き出す納得の仕上がり。
尻尾と一体化させる事で、見た目以上の安定感を為しています。

発想の転換と絶妙なデフォルメ再現。
その合わせ技で初代ラドンの趣深さを追求した、小さくも会心の意欲作です。

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  1. 2020/09/10(木) 01:42:33|
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完全生命体デストロイア完全体 飛行形態

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今回御紹介いたしますのはこちら。

ゴジラオーナメント特撮大百科シリーズから映画「ゴジラVSデストロイア」より

『完全生命体デストロイア完全体 飛行形態』

です。


劇中、ゴジラジュニアとの激戦の末に一度は敗れるも、ジュニアのG細胞と大井火力発電所の火災を吸収した事で、より強大な完全体へと変貌を遂げたデストロイア。
その後、羽田空港で再会を果たしたジュニアとゴジラを空中から強襲。

不意討ちに怯むゴジラの目の前でジュニアを空高く攫ったデストロイアは、そのまま臨海副都心の国際展示場目掛けて叩き落としてしまう。

既に瀕死の状態であったジュニアはこの一撃で事切れ、更にデストロイアは次の獲物に、最後の同族を奪われ哀しみに打ち拉がれるゴジラを選び容赦なく襲いかかる。

オキシジェン・デストロイヤーの化身に相応しい、凄絶な猛攻でゴジラを追い詰めていく。

しかしメルトダウン寸前の暴走状態のうえに、ジュニアの死に怒り狂うゴジラにどの攻撃も悉く決定打にならず。
逆に空前絶後の最強技・インフィニット熱線の直撃による致命傷を受け、戦意を喪失したデストロイアは空を飛んで逃亡を図る。

しかしそこを自衛隊による冷凍メーサー砲の一斉攻撃で撃ち落され、恐るべき完全生命体は遂に滅びた。


本作では見た目以上の機動力を活かした空中殺法で、ゴジラとジュニアを大いに苦しめたデストロイアの飛行形態をオーナメント化しております。

平成ゴジラシリーズ最後の敵怪獣として、完全生命体の肩書きに恥じぬ強烈な存在感を名実共に誇示したデストロイア。

その要因の一つに挙げられるのがヘドラに並ぶ形態変化の多さですが、やはり筆頭となるのはこの完全体。

思えば初代ゴジラを葬った禁断の兵器・オキシジェンデストロイヤー。そして平成シリーズ最大のキーアイテムにして、人類を幾度も翻弄した不滅のG細胞。
この人の業を体現する2つのアンタッチャブルを得て進化した、完全体のビジュアルや狡猾さが「悪魔」そのものなのは、まさにこれ以上ない説得力を伴っての必然と言えます。

本作は換装パーツによる3つの姿と2つのシチュエーションの再現を売りに、かつて販売された

・ゴジラオーナメント特撮大百科EXシリーズ
『完全生命体デストロイア完全体』

その中から飛行形態のみをピックアップした、やや特殊な再販商品となっています。
実質的に簡略版とも言える内容なので、オリジナル版を知るユーザーには物足りなさを覚えるかもしれません。

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しかしコアなコレクターにとっては、その仕様と『飛行形態』の一文が添えられた事でむしろ特別感が倍増して、無性に惹かれるのもまた事実です。

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なお飛行形態のみの再現を意識していますが、イレギュラーながら立ち姿のディスプレイも不可能ではありません。
しかし安定感は悪く、尾の先にも負担が掛かりますのでオススメしません。

一方で換装が不必要な事もあって、翼以外のパーツは固定されており、作品自体の強度は増しています。

何より一場面に特化させた為により、一層鮮烈に伝わってくる迫力の構図。

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異彩に満ちたデストロイアの魅力を、クリア素材で造られた琥珀色に輝く角から、大小4枚の邪悪さ滲む翼。
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そして尻尾の先端にまで至る禍々しいフォルムを遺憾なく模り、その全てを極限に再現した本作。
それらが引き出す、見下ろされる趣向凝らした悪魔的威圧感は、まさに再販版を謳っても決して損なわれぬハイディテール&ハイスケールの証明そのものです。

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また情景ベースは、もちろんオリジナル版にも含まれていた、飛行形態用である国際展示場をイメージした物が付属。
こちらも窪みに別売りの

・ゴジラオーナメント特撮大百科EXシリーズ
『ゴジラジュニア』

を横たえて設置すれば、あのショッキングなジュニア惨殺シーンの再現ディスプレイが可能です。

再販品でも簡単な発想の転換で、ここまで新鮮さが増す事を認識させる良作。
しかしそれも本作独自の無類のクオリティがあっての賜物と言っても、過言ではないはずです。

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  1. 2020/09/05(土) 00:18:15|
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ゴジラ1989

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今回御紹介いたしますのはこちら。

ゴジラオーナメント特撮大百科Miniシリーズから映画「ゴジラVSビオランテ」より

『ゴジラ1989』

です。


劇中、三原山から復活したゴジラ。
その後スーパーXⅡによって東京上陸を阻止されるも、何かの気配を感じ取り小田原へと上陸する。

そして芦ノ湖でゴジラ細胞から生み出されたビオランテと対峙。
自身と同じ細胞を持つ者を許さないとばかりに、ゴジラはビオランテとの戦いに臨む。

触手を使った攻撃に翻弄され、身動きもままならないゴジラであったが、決め手に欠けるビオランテを次第に圧し始める。

やがて放たれた放射熱線が、ビオランテの必死の抵抗をものともせず直撃。

全てを焼き尽くし勝利を収めたゴジラは、西を目指して再び移動を開始するのであった。


本作では、芦ノ湖にてビオランテ花獣と激闘を繰り広げるビオゴジをミニオーナメント化しております。

特撮大百科では割と古参のキャリアを誇る、ゴジラ1989ことビオゴジ。
COMPLETEシリーズを中心に、関連する様々な商品形態でリリースを続け、その人気の高さに磨きを掛けています。

そんな伝統にも似た流れに、Miniシリーズからも堂々と参入。

Miniにしては珍しい半身造型な本作ですが、そのベースとなった作品はやはり

・ゴジラオーナメント特撮大百科COMPLETE
『怪獣王ゴジラ1989 芦ノ湖激闘ver.』

であるのは間違いありません。

しかし同作をただデフォルメしただけではなく、ポーズや表情を変更。
口を固く閉じ、上目遣いで毅然と睨みつける精悍な顔付きは、確実に本作独自のオリジナリティを強調しています。

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口は閉じられているので2列の歯並びの表現はさすがに無理ですが、褐色の虹彩や尖った頭頂部。それに顔面のヒダ状のディテールと言った、平成ゴジラの礎となる特長を圧巻の精度で再現。

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背後から見るプロポーションも、前面に増しての貫禄に満ちたクオリティはまさに必見です。

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更にゴジラの身体や腕に絡み付くビオランテの触手も、本作に欠かせぬアクセントとして、同シチュエーションの要たる緊張感を織り成しています。

そしてベースとなった作品に、こちらでも先に御紹介しました

『ビオランテ花獣』

と組み合わせて、劇中での1シーンが再現可能な仕様。
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COMPLETEからMiniへと、懐かしのギミックを蘇らせた粋な心意気は、ファンとしてひたすらに嬉しい限りです。

なおMini版には樹液塗装が施された、俗に言う「シークレットver.」は存在しませんが、そちらはやはり今後に期待。
そう意識してしまう程に、さすがの特撮大百科版ビオゴジな秀逸の完成度です。

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  1. 2020/08/30(日) 00:28:08|
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ビオランテ花獣

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今回御紹介いたしますのはこちら。

ゴジラオーナメント特撮大百科Miniシリーズから映画「ゴジラVSビオランテ」より

『ビオランテ花獣』

です。


劇中、芦ノ湖に出現した巨大な薔薇の怪物。
ビオランテと名付けられた異形の存在に、人々は騒然とするも、そこからかつての友の声を聞いた超能力者・三枝未希は恐るべき事実に気付く。

その正体は遺伝子工学の権威・白神博士が、テロで失った娘・英理加の細胞に薔薇とG細胞を融合させて生み出した、狂気の生命体であった。

やがて同じ細胞を持つ者が引き付けられる様に、ビオランテの前に姿を現すゴジラ。
夜の芦ノ湖を舞台に、両者は互いの存亡を賭けた戦いを始めるのだった。


本作では現代科学の暴走と、亡き娘への執着によって誕生した悲劇の怪獣・ビオランテの花獣形態をミニオーナメント化しております。

ビジュアルや設定など、これまでの東宝怪獣の定石を覆したと言っても過言ではないであろう、平成ゴジラシリーズの幕開けに華を添えたビオランテ。
その傾向は特にこの花獣形態に顕著に表れ、劇中での活躍はほぼ前座扱いながらも、その出番で観客に与えたインパクトは絶大だったはずです。

特撮大百科でも花獣形態は、過去の食玩・EX・COMPLETEに続いて4度目の商品化。
今回のMiniもスケールは最も小さいながら、クオリティはそれらと比較しても遜色一切無い出来栄えです。

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動けない事を逆手に取る重厚な威圧感も、精細なディテールでサイズ以上にしっかりと表現。

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花獣形態ならでは特長である、薔薇型の頭部も花弁の1枚ごとに冴えた丁寧さが見受けられ、頭部の鮮明な立体感を演出しています。

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絡み合って独創的な身体を形作る蔦の、再現度優れた質感も見逃せません。

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体内の核もこれまでに増しての光沢放つ塗装を施し、ビオランテの持つ神秘性の向上に努めています。

またベースの芦ノ湖も夜間シーンを意識した、ダークトーンな彩色。そこから覗かせる触手も、さり気ないゆえの存在感ある絶妙なアクセントです。

まさに技術進化の弾みを明確に示す、4度目のビオランテ花獣オーナメント。

それをより顕著にする為にも、いよいよの植獣形態リリースへの期待値も、歯止め利く事なくひたすら大きくなるばかりです。

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  1. 2020/08/25(火) 00:06:17|
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