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特撮大百科DREAMS

提供元C社の優しさ()とやら故に最新作の御紹介は基本困難としておりますが、業界屈指のクオリティとバイタリティを誇る【特撮大百科】シリーズから年代問わずランダムに選んでのレビューをメインとする個人的趣味全開のオタク系ブログです。毎月5の倍数日の更新を心掛けております。

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ブラックドーム



今回御紹介いたしますのはこちら。

恐怖の円盤生物キーホルダー!からTV番組「ウルトラマンレオ 第41話悪魔の惑星から円盤生物が来た!」より

『ブラックドーム』

です。


劇中、ブラック司令によって地球へと呼び寄せられた、先のシルバーブルーメに続く円盤生物として登場。

しかし光に反応する性質を持つが故に、ブラック司令を無視してUFOマニアの少年の持つ鏡の反射光の方へと引き寄せられる。
そしてそのまま辿り着いた街にて円盤態から戦闘態に変身し、口からペプシン溶解泡を吐き出し暴れるも、おおとりゲンの活躍によって一時撤退する。

その後、小型態となって身を潜めるも新種の化石と間違われて城南大学へと運ばれてしまう。

そこで覚醒したブラックドームは大学の女性教授を小型態のまま襲うも、教授が咄嗟に投げ付けた劇薬入りの瓶でまたもや撃退され、更におおとりゲンも駆け付けた事で再び戦闘形態へと姿を変えて、ウルトラマンレオとの戦闘を開始。

巨大な鋏やペプシン溶解泡でレオを苦しめるも、泡を吹き飛ばされた事で形成逆転。
レオの必殺技である、スパーク光線とシューティングビームの連携の前にひとたまりも無く炎上して敗れ去るのだった。


本作では2体目の円盤生物として、ウルトラマンレオと白熱の戦いを繰り広げたブラックドームの戦闘態をキーホルダー化しております。

順調な軌道に乗り始めたかに思われる、キャスト製ウルトラキーホルダーシリーズ。
特撮大百科で培ったクオリティを維持しつつ、それよりも遥かにロープライスを売りとした独自の商品とあって、一部ユーザーからも大変な好評を博していると聞きます。

一方で他のキャスト製のウルトラ商品同様に完全イベント限定品のため、一般的な入手は非常にシビアと言う難点もあり、ある意味今のキャストの象徴たるシリーズでもあります。

それはさておき、キャラ選びの着眼点も特撮大百科の系譜を汲むだけあってか、ここでもやはりそのマニアックさをブレなく発揮。

ウルトラ怪獣の中でもくせ者揃いの円盤生物において、愛嬌では随一であろう本作のブラックドームと言うチョイスは、円盤生物自体の商品化の極端な少なさもあってまさにファン垂涎のセンス間違いなしです。

造型はキーホルダーらしさを追求してか、デフォルメ風の造りとなっており、それがまたブラックドームとの相性の良さを顕著に見受けさせてくれます。

もちろんディテールのきめ細やかさも、見所満載の仕上がり。
蟹型怪獣ならではの左右非対称の鋏や、背中の甲羅の角張った硬質感はまさに重厚な味わい深さを伴った特筆の再現度。



本来の凶悪な用途を失念してしまいそうな、キュートなおちょぼ口。
これも小さいながらしっかり奥行きを持って造り上げられ、更に垂れ気味に突き出した目もあって、正面の角度からますますブラックドームの可愛げある風貌に拍車を掛ける、さすがの一手間となっています。



尚腹部から見るふっくらとした数本の脚も、バイタリティに溢れた精巧さを示しており、他部分との塗り分けも満足いく丁寧な仕事ぶりです。

現状では転売頼みしかない為に、個人的にも本腰入れて集めるには相当のしんどさ覚えるシリーズではありますが、今回のブラックドームにじっくりと目を通す事で得られた充実感高き完成度。

ウルトライベントでの主力商品としていく傾向ながら、看過するには惜し過ぎるこの収集価値を尊重し、そんなしんどさを受け入れるのもまた一興かもしれません。
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テーマ:特撮 - ジャンル:サブカル

  1. 2018/02/25(日) 00:02:45|
  2. その他
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溶解した戦車



今回御紹介いたしますのはこちら。

ゴジラオーナメント特撮大百科販促キャンペーンオーナメントフィギュアから映画「地球防衛軍」より

『溶解した戦車』

です。


劇中、母星を失い長い宇宙の放浪の果てに、地球へと来訪した怪遊星人ミステリアン。

彼らは富士山麓に大型のドーム状要塞を建設すると、そこから半径3㎞の土地の譲渡と地球人女性との結婚の自由を要求する。

しかし無断で地球に侵入してきた事と、直前にロボット怪獣モゲラを使って大規模な破壊活動を行ってきたミステリアンに強い不信感を覚えた地球人は、これを拒絶。
防衛軍の総攻撃を持って、ミステリアンへの応戦を決定する。

やがて地上からは戦車部隊。空からは戦闘機群による、ミステリアンドームへの一斉攻撃が開始される。

だが地球文明を遥かに超えるミステリアンの科学力の前に、防衛軍は全くダメージを与えられず。
逆にドームより放たれた高出力の熱線によって、戦闘機群は次々と撃墜され、戦車部隊も為す術無く焼き溶かされ全滅。

ミステリアンとの圧倒的な実力差を思い知らされた防衛軍は、打開策も見つけられないまま無念の退却を余儀なくされるのだった。


本作ではミステリアンの恐ろしさを示す見せしめの様な存在として、兵器でありながらあまりに残酷な末路を辿る事となった、溶けゆくM4シャーマン戦車のミニチュアをミニオーナメント化しております。

現実の地上兵器では間違いない最強の部類に入る戦車。
それが未知の存在によってかませ犬の如く、破壊される様子はまさにSF作品の醍醐味の一つです。
しかしこの映画では、ただ爆発したり炎上するのではなく、高熱で飴細工の様にドロドロ溶け崩れると言う非現実的な描写で、目の前の敵の想像を絶する強大さと絶望感を、聢と強調する演出。

これぞ円谷英二特技監督の発想力と技術力の真髄として、後の作品で度々使われたのもその見事な鮮烈さ故に納得せざるを得ません。

その決定的瞬間とも言える同シーンを模る、唯一の造型物である本作。
サイズは初期の特典配布品もあって、大変コンパクトな造りではありますが、それがむしろ劇中のミニチュア感がよく出たスケールになっています。



戦車の前面やベースを染める、橙色混ざりの煌々とした紅蓮塗装も、鋼鉄すら焼き尽くす灼熱の熱量を鮮明に表現した、塗り冴え見せる彩色です。

そして要となる溶解しゆくモールドも、彩色との相乗効果でおまけを優に越える造型レベルを確立。

ドロリと垂れ下がった砲塔や、グチャグチャに崩れつつある車体のリアルな迫真性は、まさに手の込んだ再現度がはっきりと伝わってくるクオリティです。



更に全体を見通せば、シャーマン戦車の特徴をよく捉えた緻密さで、その手抜かり無しに好感覚える造りなのが一目瞭然と言えます。

モゲラや轟天号みたいに派手な見せ場を残した大物ばかりが、特撮メカニックの華ではない。
そんな渋い趣深さを再確認させてくれる作品として、今一度の評価を送りたくなるキラリと光る物秘めた仕上がりです。

テーマ:特撮 - ジャンル:サブカル

  1. 2018/02/20(火) 00:00:10|
  2. ゴジラオーナメント特撮大百科
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地球の守護神ガメラ1996 高機動飛行形態



今回御紹介いたしますのはこちら。

ガメラ・大魔神特撮大百科DELUXEから映画「ガメラ2 レギオン襲来」より

『地球の守護神ガメラ1996 高機動飛行形態』

です。


劇中、ガメラに勝利するも仙台での草体による種子発射に失敗した巨大レギオンは、次の繁殖地と定めた東京を目指し進撃を開始。 

これを食い止めるべく自衛隊も総力を挙げて挑むが、全く歯が立たず次々と東京への防衛ラインを破られていく。

しかし仙台にて死んだと思われたガメラが、子供達の祈りを受けて復活。
地球の生態系そのものを滅ぼすレギオンを決して許す事なく、再びその前に立ち塞がる。

それでも巨大レギオンの驚異的な力に圧され尚も苦戦を強いられるも、自衛隊の援護によって幾度も窮地を救われる。

そして遂にガメラ最大の大技・ウルティメイトプラズマが巨大レギオンに炸裂!

断末魔と共に巨大レギオンは跡形も無く消滅し、ガメラと自衛隊の決死の活躍によって、地球は恐るべき侵略者の魔の手から守られた。

やがて取り戻した平穏を体現するかの様な晴れ渡った夜明けの大空を見上げたガメラは、その腕をヒレ状へと変えての高機動飛行形態と化し、両脚から白煙を噴き出しながら空高く飛翔。

共に戦った自衛隊員達も青空の彼方に去り行くガメラに感謝の敬礼を捧げ、静かに見送るのだった。


本作ではシリーズ屈指の強敵である宇宙大群獣レギオンとの激闘に勝利したガメラが見せた、感動的なラストシーンでの姿を再現しております。

様々な革新的試みで、特撮の歴史に一石を投じ、独創性溢れるガメラ像を築き上げた平成ガメラシリーズ。

中でもそれを際立たせたのが、まさに従来の回転ジェットイメージを覆す新しい飛行ガメラこと高機動飛行形態。

海亀を思わせる姿で空を舞うそのシュールな光景に、ファンも少なからずの衝撃を覚えましたが、劇中での非常に洗練された演出の妙もあり、今でも高い人気を保ち続けるガメラのフォームの一つと言えます。

そんな人気の高さや外観の特異性もあって、商品化に恵まれているのも有名な話ですが、そこから更に踏み込んでみせるのが特撮大百科。
キャラとしてのインパクトに、シチュエーションのドラマチックさを加えた目に見えての発想力冴え渡る差別化に、改めて只ならぬ職人魂込めたこのシリーズに心奮える感銘を抱かせてくれます。

シチュエーションを活かす本作らしい、他社製品のセオリーを無視した、飛行形態でありながら腹部を目立たせた意匠あるアングル。

それゆえ腹部の幾何学的な美しさが特徴である腹部の模様のディテールも、その精細な再現性には目を見張るもの折り紙付きです。



反対側に位置する甲羅も、平成ガメラらしいスタイリッシュな起伏を見せる形状や、研ぎ澄まされた硬質感を厚みの繊細さも伴わせた、実に精巧な出来栄えとなっています。

もちろん本作でのガメラの最も象徴となるヒレ状の両腕も、シャープな伸ばし具合に映える、圧巻の存在性を示す抜群のクオリティ。
表皮に浮かぶ皺や欠刻のキメ細やかさは、まさにヒレと言う同ガメラを語る上で欠かせぬ最たるパーツに、巧緻な生物感の表現に秀でた見映えをも十全に添えています。



戦いの終わりを色濃く宿しどこか穏やかな表情を浮かべる頭部。
若干両眼のバランスが大味気味なのは否めませんが、それでも尚損なわれる事なく造り込まれた精悍な顔つきは、見事の評価に尽きます。


そして本作ならではの大きな見所である、両脚より噴き出す白煙もポリストーンによる構成で、劇中で見せた迫力の疾走感をも忠実に形作っているのが、その勢いある造型と共に感動となって伝わってくる意趣深さです。

ガメラ特撮大百科では最多の作品数を誇るガメラ2ですが、その中の代表的一作に挙げても問題ない卓越した仕上がりを示すのは瞭然。
これぞ優れた技術力と秀でた着眼力の相乗効果の答えが、心地良く染み渡る傑作フィギュアだと言えそうです。

テーマ:特撮 - ジャンル:サブカル

  1. 2018/02/15(木) 00:08:19|
  2. ガメラ・大魔神特撮大百科
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宇宙超怪獣キングギドラ1972



今回御紹介いたしますのはこちら。

ゴジラオーナメント特撮大百科シリーズから映画「地球攻撃命令 ゴジラ対ガイガン」より

『宇宙超怪獣キングギドラ1972』

です。


劇中、【世界子供ランド】を隠れ蓑に地球侵略を虎視眈々と進めるM宇宙ハンター星雲人。

その総仕上げとして、母星より呼び寄せられたサイボーグ怪獣ガイガン。
そして宇宙超怪獣キングギドラの二大宇宙怪獣は、M宇宙ハンター星雲人の拠点であるゴジラタワーから発する電波によって操られるままに本格的な侵略活動を開始。

手始めに東京に襲来すると、怒濤の火力で無惨に街を破壊し尽くし、地球人を恐怖のどん底に叩き落とす。

その後、この暴虐を阻止すべく怪獣島から駆け付けた、ゴジラとアンギラスとの地球の命運を賭けた史上最大のタッグマッチを展開。

月の瀬海岸のコンビナート地帯から、世界子供ランド建設地へと移動しながら激闘を繰り広げるガイガンとキングギドラは、チームワークを活かした残虐極まりない流血殺法でゴジラやアンギラスを相手に戦いを有利に進める。

更にゴジラタワーからのレーザー光線による援護も加わった事で、最早地球怪獣タッグは虫の息となり、キングギドラ達の勝利は目前となった。

しかし地球人の活躍でM宇宙ハンター星雲人ごとゴジラタワーが爆破され、電波が途切れた事で事態は一変。
コントロールを失ったガイガンとキングギドラは、チームワークも乱れ、遂には敵を前に仲間割れまで起こす始末。 

やがてそこを突かれる形で体勢を立て直したゴジラ達からの逆襲を許し、意趣返しとばかりの連携プレーによる怒濤の猛反撃に、切り返しの糸口すら掴めぬまま打ちのめされ、とうとうノックアウト。 

地球怪獣タッグに恐れを成したキングギドラはガイガン共々に這々の体で、宇宙へと逃げ去ってゆくのだった。


本作は新怪獣ガイガンを相棒に引き連れ、初代に続いて地球侵略の尖兵として、地球人やゴジラ達を襲撃。

これまでに無く宿敵ゴジラを窮地に追い詰め、宇宙超怪獣の呼び名が持つ威光を見せつけて、ガイガンに劣らぬ存在感を示した通称・二代目キングギドラの特撮大百科初の商品化となっております。

以前、今年の特撮大百科は宇宙超怪獣の時代になると予想しましたが、それを的中させるかの様に早くも登場となった、特撮大百科版キングギドラの最新作。

鉄は熱いうちに打てとは言いますが、まだユーザーの中で前作の総進撃キングギドラの興奮冷めやらぬ中での速攻リリースを成した本作は、まさに天下の台所に居を構える、キャストの見上げた商魂逞しさを反映した作品でもありそうです。

二代目キングギドラと言えば昭和シリーズ最後の個体にして、本来は
「キングギドラの大逆襲!」
のタイトルで、メインの敵怪獣を務めるはずながら、公開直前により集客のインパクトを求めて新怪獣のガイガンにその座を譲ったのは有名な話。
そしてそんなエピソードを象徴するかの様な、初代から着ぐるみを使い回され事による、全体のくたびれ感を特徴としております。

が、同オーナメントではそのくたびれ感を格好良さに昇華して、雄弁に訴え掛けてくる二代目独自の深みある持ち味。

実物同様にキャストお得意の前作の原型を流用アレンジした物と思われますが、従来以上の大幅改造はそれを感じさせぬ、新規作成と見紛わんばかりの造り映えを発揮しています。



経年劣化による荒々しくささくれ立った胴体の鱗も、ボロさではなく凄味を強調した再現でら、二代目になって更に磨かれた歴戦の強者の威厳を存分に演出。



もちろん真横、背後とどの角度から目を通しても、その白味混じりな金色の眩さに匹敵する程の輝きを見せる、匠の粋が込められた繊細なる再現度に抜かりは一切見当たりません。



やはり雄々しく広げられた巨大な翼も、バランス良いフォルムを含め、より年季を感じさせる皺の増し具合をきっちりと表現した、実にこだわりの冴えを見せる質感です。

力強く大地に二本足で立つポーズも、キングギドラの重厚感を堂々と魅せるまさに会心の佇まい。
アイデンティティとも言える、前方に突き出した三本の長くしなやかな首の勢いもキングギドラらしい、容赦ない威圧感を抜群に再現しています。



何より二代目である事を顕著にする、新造された各頭部も膨らみ目立つ鼻に、やや流線型になった角。
更に白目の割合が増えた事でより険しき目力を得た双眸と、特筆の独自性を丹念なるディテールで浮き彫りにしており、その仕上がりに最早非の打ち所はありません。

ちなみに本作のギミックとして、先に発売された

・ゴジラオーナメント特撮大百科シリーズ
『サイボーグ怪獣ガイガン1972』

・ゴジラオーナメント特撮大百科COMPLETEシリーズ
『怪獣王ゴジラ1972 ノックダウンver.』

とそれぞれ組み合わせて、劇中の1シーンの再現も可能な、相変わらずの過去作の有効活用を怠らぬ特別仕様となっております。

みんな違って、みんな良い。
キングギドラもまたその金言がピッタリと当て嵌まる事を、ひしと納得させてくれるこの二代目キングギドラ。

商品化の機会少なさもありますが、それゆえに後にも先にも同ギドラ造型の金字塔と語り継ぐに相応しい、優れた見応えが後押しする説得力に富んだ作品となりそうです。

テーマ:特撮 - ジャンル:サブカル

  1. 2018/02/10(土) 00:12:05|
  2. ゴジラオーナメント特撮大百科
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ゴジラVS陸上自衛隊 札幌市街戦【イベント限定再販】



今回御紹介いたしますのはこちら。

ゴジラオーナメント特撮大百科COMPLETEシリーズから映画「ゴジラVSキングギドラ」より

『ゴジラVS陸上自衛隊 札幌市街戦【イベント限定再販】』

です。


劇中、23世紀からやって来た未来人の手引きによって一度は歴史から消滅させられるも、思わぬ形で更に強大さを増して復活を遂げたゴジラ。

そして網走原野にて未来人の手先であるキングギドラと過激派の未来人を倒すも、まるで自身の運命を弄んだ人類そのものへの報復を始めるかの様に、今度は札幌の市街地を襲撃。

この侵攻を食い止めるべく陸上自衛隊も92式メーサータンクを主軸とした、大部隊で迎え撃つ。

しかしメーサータンクによる攻撃もゴジラに大きな効果は見られず、ゴジラは札幌テレビ塔を倒壊させ、夜の街を火の海に変えながら、地響きを立てて移動を続ける。

が、次の瞬間6万㌧ものゴジラの体重を支えきれず地下街が崩落。
それによってバランスを崩したゴジラも、派手に横転して身動きが取れなくなってしまう。

この事態をまさに千載一遇のチャンスと睨んだメーサータンク部隊は、ゴジラの頭部への集中攻撃で猛然と攻め立て決着を狙う。

だがその猛攻すらも、ゴジラの怒りをますます買うだけに留まり、倍返しの放射熱線によって部隊はたちどころに全滅。

札幌にて破壊の限りを尽くしたゴジラは、日本そのものを滅ぼさんとすべく東京を目指して進撃を続けるのだった。


本作ではキングギドラとの戦いの直後に繰り広げられた、札幌の街を舞台にしての、ゴジラと陸上自衛隊の激闘を再商品化しております。

シリーズ最大級の危機すら切り抜けた怪獣王ゴジラ。
そして最新鋭兵器を持ってこれに挑む陸上自衛隊。

夜の札幌を熱気で煌々と彩る緊迫感に満ちたシーンでもありますが、ここで最も大きな見せ場を作る活躍を示したのは、他でもないゴジラが踏み抜いた地下街そのもの。

数万トンを超える超ヘビー級の体重を持つ怪獣だからこそ発生した、地下にも開発の手を伸ばす都市部の構造を逆手に取ったまさかの落とし穴は、さしものゴジラも動揺を隠せなかったのは画面を通して明らか。

少なからずの人的被害も出ていたのは否めませんが、これは普段は蹂躙される一方な「街」の一矢報いたいと言う積年の思いが、人類の意図すら越えた執念のトラップとして表れた、実に稀有な例かもしれません。



そんな当時の観客もの意表を突いた屈指の名場面を切り取ってみせた本作ですが、右端に配置されたゴジラは

ゴジラオーナメント特撮大百科EX
『怪獣王ゴジラ1991』

の原型を流用。
劇中での腰元までずっぽりと嵌まり込んだ状況を忠実に描写する、絶妙な位置で切り取った半身造型であり、シーンに併せて体のバランスを反らし気味に傾け、手元のポーズにも変更を加えた躍動感あるアレンジは、まさに担当アレンジャーの良い仕事ぶりの如実な反映です。

またその周辺で崩壊し瓦礫と化した空間も、ゴジラの重量感を顕著とする圧巻の情景として仕上げられています。



対峙するメーサータンクや61式戦車も、ゴジラとスケールを合わせたミニサイズながら見劣りなき造型美を優れた精度で形成。
特にメーサータンクはこれ単体でも通じそうな洗練された品質です。

何よりそれに拍車を掛けるのが、砲身よりゴジラに向けて青白い輝きを放ち伸びる、クリアパーツで模られたメーサー光線のエフェクト。

メーサー光線特有の幾本もの光筋の複雑な絡み合いや、ギザギザとした形状の表現力はクリアパーツの透明度もあって、目を凝らす程にその威力と勢いをも忠実に伝えてくる精巧さ。

道路やゴジラ本体に色付けされた青白い照り返しや爆発パーツも、キレ味ある臨場感を演出しています。



やはりメーサーの照り返しが映える、真横に並ぶビル群も特撮セットのミニチュアらしさをビル間の間取りまで完璧に再現した、着眼鋭く味わい深い完成度です。

今回も再販リクエスト多い作品であった事を深く納得させてくれる、数年ぶりの待望叶えた入魂のジオラマオーナメントとなっています。

テーマ:特撮 - ジャンル:サブカル

  1. 2018/02/05(月) 00:11:48|
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