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特撮大百科DREAMS

提供元C社の優しさ()とやら故に最新作の御紹介は基本困難としておりますが、業界屈指のクオリティとバイタリティを誇る【特撮大百科】シリーズから年代問わずランダムに選んでのレビューをメインとする個人的趣味全開のオタク系ブログです。毎月5の倍数日の更新を心掛けております。

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原始恐竜ゴロザウルス1967



今回御紹介いたしますのはこちら。

ゴジラオーナメント特撮大百科シリーズから映画「キングコングの逆襲」より

『原始恐竜ゴロザウルス1967』

です。


劇中、国連主導による海底油田の調査中に岩崩れに巻き込まれ故障してしまった原子力潜水艦エクスプロアー号は、急遽修理の為に近隣のモンド島に停泊する事になる。

そのモンド島には古くから巨大な類人猿を正体とするコング伝説が語り継がれており、その伝説に強い興味を持つ同船に搭乗するネルソン司令官・野村・スーザンの3人は島に上陸し、その真相の確認に臨む。

が、上陸後待機を命じられたスーザンの前に太古の恐竜の生き残りであるゴロザウルスが出現。
スーザンを獲物と見なし襲い掛かる。

しかしスーザンの悲鳴を聞き付けたコングことキングコングが颯爽と駆けつけスーザンを救い出す。

これにゴロザウルスもまた獲物を奪われた怒りを闘争心に変え、島の王者たるキングコングとの決闘に挑む。

己の持ち味である俊敏な動きと強靭なカンガルーキックや噛み付きで熾烈な戦いを互角に渡り合うが、それでもキングコングの怪力を前に決め手に欠け、マウントポジションを取られた事で戦況は一変。
剛腕から繰り出されるパンチの滅多打ちで抵抗もほとんど許されぬまま、ノックアウトされてしまう。

だがキングコングがネルソン司令官達と一緒に逃亡するスーザンに気を取られた一瞬の隙を付き、その足に噛み付いて反撃に転じようとする。

しかしその決死の攻撃も僅かな足止めくらいにしかならず、邪魔された事に憤ったキングコングによって顎を裂かれ泡を吹きながら今度こそ完全に敗れ去るのであった。


本作ではまさに島の絶対王者相手でも臆する事なく小細工無しで果敢に挑み掛かり、映画序盤でありながらも観客の記憶に強くその勇姿を印象付けた、いぶし銀の挑戦者こと初代ゴロザウルスを造型化しております。

キングコングのライバル的存在と言えば誰が挙げられるか。

その誕生に大きな影響を与え、またぞやの再戦が確実となった日本の怪獣王ゴジラか?
それとも全てが対照的な自身の分身とも言える鋼鉄猿人メカニコングか?

意見はいろいろあると思いますが、然れど個人的に推したいのが1933年のオリジナル版からキングコングと共にスクリーンを飾った肉食恐竜。
名前や種族に若干の差異はあれどどの作品でも共通して同じ未開の孤島に住まい、美女を巡って血で血を洗う野性味溢れる戦いを繰り広げ、最期はキングコングに顎を裂かれ絶命すると言う、実に凄惨ながらもまさに死闘と呼ぶに相応しい決着を迎える強烈なインパクトはまさにライバルと認めたからこその一切手加減無しのキングコングなりの礼儀すら伺わせてくれます。

その由緒ある肉食恐竜の系譜を組むこのゴロザウルスもまた後にも先にも譲らぬキングコングとの名勝負の歴史を残し、東宝特撮を代表する「恐竜」の地位を得るに至りました。

そして初代ゴロザウルスとしては、ゴジラオーナメント特撮大百科では食玩版ver.1以来の本格的な商品化(『大恐竜』名義の作品は除外)となった本作も、その久々を隠し味とする期待を裏切らぬ見れば見る程に満足感覚える鮮烈なる出来栄え。

オーソドックスに恐竜体型なゴロザウルスのアイデンティティとなる、よく絞り込まれた体躯も実物そのものの高い再現力を発揮。

どの角度から見てもその身軽さをありありと反映するスマートさが克明に表れています。

表面を覆う爬虫類を思わせるザラザラとした皮膚も、質感や弛みまで事細かに手間を掛けた緻密な造り込みで深いリアリティを感じさせてくれる入念な仕上がり。

グッと身構え、短くも攻撃的な構えを取る腕を始めとしたポーズはまさに激闘の雰囲気を顕著に浮かび上がらせる迫真の表現を為し得ております。

そして獰猛な凛々しさにどこか愛嬌が込められた頭部も、スラリとした鼻先から始まり側頭部の剃り込みをイメージさせる耳介に繋がる様にキッと吊り上がった目や、鋭い牙がズラリと並ぶ口と忠実極まる高い納得感につい目を離せなくなる精細さです。



さらに大きく跳ね上がった太く長い尻尾。
これもまた劇中でのゴロザウルスを支える程の底力を備えた躍動感をはっきりと映し出す研ぎ澄まされた演出と同時に、本作最大のこだわり箇所となるのが先端に小さく伸びる爪。
思わず見落としがちな、こんな画期的にしてさすがなパーツまで明確に再現してみせる洗練された着目点には、こちらもお見事と絶賛を送らざるを得ないでしょう。

大きな特徴を滲み出す表面の色彩も、前面の緑色を混ぜ込ませた黒と背面のシックな群青のツートンが効いた塗装も繊細な色使いで、見る方向によって印象をガラリと変える生物的な風合いを精巧かつ忠実に描写。
喉元に広がるピンク色の塗りも抜かりなく、充実の冴えを備えたアクセントとなっています。

また本作のゴロザウルスにはモンド島の一部を模った専用ベースが付属。



果たしてこれと対になる特撮大百科版キングコングがこの先出るかは不明ながら、ゴロザウルスの大きさを対比させる樹木の存在などシンプルながらなかなかの情景感を物にした出来です。

ゴロザウルスフィギュアの決定版を目指して造り上げたのであれば、文句なしと断言しても決して烏滸がましくない情熱と端正さで紡ぎ出す同作。

怪獣としてスクリーン内で暴れた恐竜の生き様に惚れさせる、そんな熱い思いすら沸き起こす珠玉の名オーナメントです。
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テーマ:特撮 - ジャンル:サブカル

  1. 2017/03/10(金) 00:07:11|
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