特撮大百科DREAMS

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公害怪獣ヘドラ かえせ!太陽をBOX



今回御紹介いたしますのはこちら。

「ゴジラ大怪獣百科2」封入ラッキーカード引換フィギュアから映画「ゴジラ対ヘドラ」より

『公害怪獣ヘドラ かえせ!太陽をBOX』

です。


劇中、隕石に乗って地球へと飛来した宇宙鉱物ヘドリュウム。
その後公害汚染が深刻な駿河湾にてヘドロを吸収してヘドラ幼態へと進化すると、幼態同士で合体を繰り返し遂にはタンカーを襲う程までに成長。

やがて四足歩行で地上にまで進出する様になるとヘドロを撒き散らかしながら工場煤煙まで取り込むも、一度はゴジラに敗れ海へと逃げ帰る。

しかしこの際にゴジラの核エネルギーを吸収した事で一層加速的な進化を遂げ、硫酸ミストを辺り一面に降り注がせつつ飛行可能となったヘドラの前にゴジラですらも右手を溶かされ、人的被害は1000万人と言う桁外れな物に及んだ。

そして止まる所を知らぬ進化によってゴジラを超える体躯と二足歩行の機動力、更に強靭な攻撃性を得たヘドラは富士山麓にて立ち向かってきたゴジラを圧倒。

その凄まじい力に最早打つ手無しかと思われるも、ヘドラ唯一の弱点を突く秘密兵器とゴジラの奇策で形勢逆転。
最後まで抵抗を続けるも、とうとう力尽きたヘドラはボロボロに崩れ落ちて息絶える。

しかし人類が犯した大罪である公害の因果を体現するかの様に、汚れきった海ではまたもう一匹のヘドラが新たに誕生していたのだった…。


本作では1970年代の日本最大の社会問題であった「公害」の申し子たる異形にして不滅の大怪獣ヘドラを主役とした豪華フィギュアセットとなっております。

映画と共に東宝怪獣の中でもカルト的人気で言えば確実にナンバーワンであろうこの公害怪獣ヘドラ。

その人気の大きな要因の一つであるのは、やはり後々の怪獣にも絶大なる影響を与えた多彩な形態変化。
怪獣王たるゴジラをも翻弄する目まぐるしいまでの変わり身は観てる者を飽きさせる事なく、新怪獣ヘドラの異質の存在感に一層の斬新な衝撃をもたらしました。

だからこそ特撮大百科台頭期な2004年頃に上記商品の当たりカード当選品として数量限定リリースされ話題騒然となった経緯を取る本作。
それは知れば知る程に深淵を覗くに似たヘドラと言う怪獣の持つ魅力をとことんまで突き詰めた故の徹底した特別感へのこだわりを投影するセット仕様である事を、手にした人なら確実に否応なしの深い納得感で応えられるはずです。

そしてその映画を代表する名フレーズを冠したタイトルにも並々ならぬセンスを感じさせ、大半が初立体化を謳い文句とし専用のブリスターパックに収録されました同セットの内容は、ヘドラの誕生から最期に至るまでの激動の変遷を辿り凝縮した、後にも先にもこれだけであろう至福の各形態揃い踏みなこの一覧です。




・01 ヘドラ幼態1
・02 ヘドラ幼態2
・03 ヘドラ水中棲息期
・04 ヘドラ上陸期
・05 ヘドラ飛行期
・06 ヘドラ逃亡ver.
・07 ゴジラ飛行ver.
・08 ゴジラ飛行ver.ヘドラ捕捉
・09 乾燥状態&生命核
・番外 そしてもう一匹…
・特典 ヘドラ初期イメージver.

これまさに黒々とした渋さに惚れ惚れとする公害怪獣尽くしを地で行く万感の充実度。
ダイナミズムとコミカルさで劇中でのインパクトと言う点ではヘドラにも勝るものがある、シリーズ唯一のゴジラの飛行状態を2種盛り込んでなおメイン格たるヘドラ完全期を敢えて除外する方向性は、現在も脈々と受け継がれる特撮大百科のポリシーの象徴でもありそうです。

同時によもやまさかこんな物までの、これぞ文句なしにマニアックの極みな知る人ぞ知る「初期イメージver.」の封入は当時の当選者に他の形態ラインナップへの驚きを凌駕する程に鮮烈なサプライズとなりました。

また造型に関してはゴジラの右手や左眼の溶解が再現されてなかったり、一部に塗装の物足りなさ等が散見されますがそれでもヘドラのクセの強い質感をきめ細かに浮彫させたディテール自体は今見ても及第点以上の完成度で、実物を前にしても落胆を覚える事はまず皆無なクオリティかと思われます。

しかも後年ゴジラオーナメント特撮大百科シリーズの人気タイトルとして多数世に送り出されたヘドラオーナメントのほとんどが同セットを基にしている事からも、本作リリースの結果が形として表れた注目度と影響力の大きさがひしひしと窺え、まさにその起点を築いた語り讃えるに相応しい貫禄ある名品です。

ちなみに余談ながら本作の企画・製作にはあの

・「旧・株式会社バンダイ」さん

も御協力されており、まさかのイワクラ×バンダイの実力派タッグ作品であるのも見逃せない重要なポイントとして特筆させていただきます。



最後にこの稀代の力作
「ゴジラ対ヘドラ」
をデビュー作品とする映画監督

・坂野義光氏

が2017年5月7日に、くも膜下出血で亡くなられていた事が発表されました。享年86歳。

ゴジラシリーズでも群を抜いた異色にして意欲的な独創性ある世界観で多くのファンを虜とし、近年でも株式会社キャストさん主催のイベントにて特別ゲストとして馳せ参じられたり、2014年版「GODZILLA」のエグゼクティブ・プロデューサーとして御活躍されたりと精力的な活動を続けられてた事もあって私もその一報に驚きを隠せず、またゴジラの歴史に深く関わられた功労者の訃報に深い悲しみを覚えております。

一ファンの立場からではありますが、坂野義光監督の御冥福をお祈りします。
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テーマ:特撮 - ジャンル:サブカル

  1. 2017/05/15(月) 00:02:31|
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