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特撮大百科DREAMS

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フランケンシュタイン 怒りの表情ver.



今回御紹介いたしますのはこちら。

ゴジラオーナメント特撮大百科DELUXEから映画「フランケンシュタイン対地底怪獣」より

『フランケンシュタイン 怒りの表情ver.』

です。


劇中、太平洋戦争末期に戦局打開を目的にドイツで開発された不死身の心臓。
やがてそれは同盟国の日本へと極秘で移送されるも、直後に広島での原爆投下に巻き込まれそのまま行方不明となってしまう。

それから15年後、心臓は一人の少年へと姿を変え、行く宛ても無く彷徨っていた所を放射線研究家のボーエン博士と助手の戸上季子らによって保護される。

しかし少年の成長は際限なく続き、とうとうフランケンシュタインと呼ばれる20mを超える巨人と化してしまう。

そして心無い人々からの奇異と恐怖の視線に耐えかねフランケンシュタインは研究所を脱走。
広島から日本アルプスまで逃れ、ひっそりと山中に身を隠す。

だがそのあまりに特異すぎる容姿が仇となり、同時期に東日本で発生した謎の巨大生物による深刻な各地への襲撃事件の犯人と断定され、謂われなき罪で自衛隊に命を狙われる事態となってしまう。

それでもフランケンシュタインの無実を信じて一刻も早く身柄を確保すべく、日本アルプスを訪れたボーエン博士達の前に事件の真犯人である地底怪獣バラゴンが出現。
予想外過ぎる事態に一行は窮地に陥る。

そこへかつての恩人の危機を察し、駆け付け立ち塞がるフランケンシュタイン。
そして大切な人達を守るべく、獰猛かつ俊敏なバラゴンを相手に怪力と知恵を駆使して果敢に挑みかかるのだった。


本作では恐るべき強敵を前にしても怯むこと無く闘争心昂ぶらせ戦いに臨む、心優しき巨人・フランケンシュタインの毅然たる姿を造型化しております。

ドラキュラや狼男と並んでの西洋モンスターの代表格であるフランケンシュタインの怪物。
人のエゴで創り出された名も無き人造人間でありながら穏やかな心を持つも、その醜悪な見た目によって人々から迫害される哀しき運命に翻弄される姿が見る者の心を打ち、日本でも数多くの作品に登場し最近でもドラマの主役に選ばれ話題を集めました。

しかし日本版フランケンシュタインの元祖とも呼べるのが、おそらくこの東宝フランケンシュタイン。
巨大化して大切な人を守る為に狂暴な怪獣と戦う、と言うらしさもまた本作ならではのフランケンシュタインの独自性として、今もコアに愛され続ける大きな要因であると思われます。

ただここでも、そのヒーローとしても怪獣としてもクセの強い風貌が災いしてか、それとも大人の事情か今日まで商品化の機会に恵まれない不遇なる存在であるのも否めない事実。

それゆえこうして特撮大百科で日の目を見るリリースは、まさに販売当時から見ても実に画期的なものでした。

この時2タイプ同時リリースされましたが、今回の怒りの表情ver.はそのタイトル通りにバラゴンと対峙した際の憤怒露わとするフランケンシュタインを再現。

力強く顔を突き出し、張り出たおでこの下の特徴的な奥目で眼前の敵を鋭く睨みつけ、歯を剥き出しにした険しい形相は、まさにフランケンシュタイン役を務められた古畑弘二氏の熱演すら宿らせた入魂の迫真ぶり。
威嚇する様に傾けられた首も良い味を出しています。



そして短く整った毛髪もその実際の手触りすら伝わってきそうな程、丹念な仕上がりです。

更に野性味あるしっかりと引き締まった肉体美を見せるプロポーション。
これも過酷な山中暮らしを物語る肌の汚れ塗装や羽織った毛皮の質感との相乗効果もあって、思わず惚れ惚れとさせられる克明なリアルさを物にしております。



まるで1年後に地球へ降り立つ某光の巨人を彷彿とさせる、戦闘的な躍動感を強調した前傾姿勢や東宝フランケンシュタインの象徴たる胸元に深く残る傷痕、そして首筋に色濃く浮かぶ血管も、作品をより引き立てる見事な存在感を織り成しています。

また臨場感を演出する上で欠かせぬパーツとなる、フランケンシュタインの知性を顕現する両手の松明も、赤のグラデーションを巧みに活かしたクリア素材による灼熱の表現、さすがの鮮やかさです。

なお本作のベースには、やはりゴジラオーナメント特撮大百科DELUXEでのリリースとなった『地底怪獣バラゴン1965』との組み合わせで、劇中での両者の対決シーンを再現可能なギミックも備わっております事を付け加えておきます。

東宝特撮の密かな名キャラクターでありながら、否応なしに付きまとう不遇のイメージを大胆に払拭する、数少ないゆえに輝くフランケンシュタインの造形物の 秀作たる同オーナメント。
あいにくこれ以降は沈黙続いておりますが、いずれまた特撮大百科の表舞台に帰ってくる事が期待される一体として数えられそうです。
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テーマ:特撮 - ジャンル:サブカル

  1. 2017/07/10(月) 00:09:20|
  2. ゴジラオーナメント特撮大百科
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