特撮大百科DREAMS

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ガニメ対カメーバ 噴火口の決闘



今回御紹介いたしますのはこちら。

ゴジラオーナメント特撮大百科COMPLETEシリーズから映画「ゲゾラ・ガニメ・カメーバ 決戦!南海の大怪獣」より

『ガニメ対カメーバ 噴火口の決闘』

です。

劇中、ヘリオス7号に乗って地球のセルジオ島近海に降り立った不定形の宇宙生物は人類征服の足掛かりとして、産業スパイの小畑の体を乗っ取りさらにカメーバと二代目のガニメを一挙に出現させ、自らの天敵となるコウモリとセルジオ島住人の皆殺しを図る。

しかし人間としてのプライドを取り戻した小畑の抵抗によってコウモリが解放され、コウモリが発する超音波によって宇宙生物は致命的な精神の変調をきたし、それに伴い宇宙生物の支配から外れたカメーバとガニメも闘争本能で動く怪獣へと変貌。
セルジオ島の人々が見守る中、お互いを敵と見なしてまさに血に飢えた獣の如き激しい戦いを展開する。

両者共に己が持つ能力をフルに発揮しての一歩も譲らぬ攻防を繰り広げるも、やがて戦いのフィールドは徐々に火山地帯へと移動。

遂に火山へと到達するとガニメは一瞬の隙を突きカメーバをマグマが煮えたぎる噴火口へと投げ込む。

だがカメーバもただでは終わらんとばかりに、投げ込まれた刹那の瞬間ガニメの鋏に食らいついて反撃。

道連れにされまいと渾身の力でその場に踏みとどまり耐えるガニメ。
道連れにせんと最後の力を振り絞って引きずり込もうとするカメーバ。

やがてその土壇場の死闘も力尽きた両怪獣が火口に転落して決着。
怪獣同士の戦いに反応したかの様に噴き上がったマグマはカメーバ・ガニメそして地球を救う覚悟を決めた小畑諸共に宇宙生物の野望を全て焼き尽くした。

本作では映画クライマックスでの最大の見せ場となる噴火口でのカメーバとガニメの怒濤の最終決戦を造型化しております。

東宝特撮怪獣の中ではマイナーな存在ながら、まさに小細工無しのワイルドな戦いぶりからも通好みな人気で知られる両怪獣。
その2体を一つのインパクトある情景に纏め上げた贅沢な作品とあって、古めのオーナメントながら今見ても色褪せぬボリューム感を覚える事請け合いです。

しかし本作の特筆点はやはり二代目ガニメの再現を明確化している事。
映画では同一のスーツを使用している事もあって、幾つかあるであろうガニメフィギュアもその辺は有耶無耶にされがちと思われ、もしかしたらこれが唯一の二代目ガニメを顕著に意識して再現した画期的な造型の可能性も無きにしも非ずと言えます。その根拠は皆無ですが。

なおそんな逆さ姿を模したガニメは食玩版ゴジラオーナメント特撮大百科ver.3の
『大ガニ怪獣ガニメ』
の原型を流用しての大幅なアレンジ品。
それゆえかガニメの象徴の一つである毛深さの表現にやや物足りなさを覚えます。

されど大きく左右に広げられた2本の鋏や8本の脚の生物的な躍動感は紛れもない迫真の演出力を誇示。
今にも暴れ蠢きそうな各々の多関節のリアルな構造や複雑な動きは、ガニメ特有の生物的特徴を鮮明に捉え形にしています。
同時に断末魔にも似た戦慄の色を浮かべる形相も見所です。

また素材がポリストーン製に変更されている事で大ガニ怪獣ならではの爪先や鋏のささくれ立った鋭さはもちろん、全身の刺々とした硬質感もより冴え渡った表現で昇華されています。

またガニメに対してこちらは半身再現となるカメーバですが、このカメーバはゴジラオーナメント特撮大百科DELUXEの
『大亀怪獣カメーバ1970首収納ver.』
の原型をアレンジ。
首の角度と一部塗装を変更で本作にちなんだオリジナリティを演出しております。



しかし半身のみといえどシチュエーションのアピールはある意味二代目ガニメ以上の効果を発揮。
怒髪衝天の勢いで鋏に食らい付く鬼気迫る表情もさることながら、一目で荒々しい印象を与える甲羅に浮かぶ眼下のマグマの照り返し塗装は、青い甲羅に映える灼熱がこもった朱色の色彩でカタストロフな同情景に一層押し迫る臨場感をもたらしてくれます。

さらに目立たぬ位置ながら、噴火口の岩場にしがみつくカメーバの左脚も非常にドラマチックなアクセントとして作品のキレの良さに磨きを掛けています。

特撮大百科の怪獣対決作品の中でも確実に高水準に位置する鮮烈極まる完成度。
派手さに欠けてもカメーバとガニメの戦いが以下に名勝負だったかを雄弁に物語るオーナメンとして惜しみなく賞賛出来るはずです。
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テーマ:特撮 - ジャンル:サブカル

  1. 2017/09/15(金) 00:02:38|
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