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特撮大百科DREAMS

提供元C社の優しさ()とやら故に最新作の御紹介は基本困難としておりますが、業界屈指のクオリティとバイタリティを誇る【特撮大百科】シリーズから年代問わずランダムに選んでのレビューをメインとする個人的趣味全開のオタク系ブログです。毎月5の倍数日の更新を心掛けております。

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ビースト・ザ・ワン ベルゼブア・コローネ



今回御紹介いたしますのはこちら。

特撮大百科シリーズから映画「URTRAMAN」より

『ビースト・ザ・ワン ベルゼブア・コローネ』

です。


劇中、宇宙の彼方より青い発光体となって地球に飛来した未知の知的生命体。

しかしその本性は邪悪で残忍極まりなく、海上自衛官の有働貴文の身体と精神を奪い異形の怪物「ザ・ワン」と化すと、衝動のままに人類の殺戮を開始。
そして自身を追ってきた「ザ・ネクスト」に対抗すべく、様々な生物を取り込んで進化・巨大化を繰り返す。

しかしザ・ワンの卑劣さに激しい怒りを覚えた真木舜一に呼応して、ザ・ネクストは高速飛行をも可能なジュネッスに進化する。

これに対しザ・ワンも咆哮を鳴り響かせ、街中のカラスを呼び寄せて同化。
巨大な翼を形成するベルゼブア・コローネへと変貌したその姿はまさに「悪魔」そのもので、あまりに衝撃的な絶望感に見る者全てを立ち所に震え上がらせる。

やがてザ・ネクストと互角以上の飛行能力を身に付けたザ・ワンは、遥か上空にて超音速の空中戦を展開。

ビル群を次々と焼き払いながら一進一退の攻防を続けるも、強大な火力と機動力で徐々にザ・ネクストを圧倒しだし、遂に苛烈な一撃を命中させて絶体絶命の窮地に追い詰めるのであった。


本作では地球に初めて出現したスペースビーストとして、戦慄的な猛威を振るい人類やザ・ネクストをとことん苦しめたザ・ワンの最終形態を造型化しております。

先日の『ウルトラベビー』同様に、特撮大百科初のウルトラ怪獣をテーマとした本作。
東宝怪獣以上にそのバリエーションは千差万別ながら、記念すべき第1弾からこちらもメジャーどころを外し、しかもフィギュア化難しい事で知られるビースト・ザ・ワンを敢えてチョイスするブレ無きブランドのこだわりは、やはり新開拓となるこの作品でもしっかりと貫かれたようです。

当然そんなキャラのインパクトに縋るだけの造りになる筈も無く、久々の一万円台となる価格に相応しいボリュームとクオリティは、まさに何時にも増しての驚愕と感動に圧倒される事請けあい。

ザ・ワン特有の複雑なディテールも、持ち前のシャープな禍々しさを纏う佇まいを迫力のスケールで描ききる、よくぞここまでの入魂ぶりを見事に顕現。

まるで叩き付けてくるかの様な、下手に飾らないただならぬ絶対強者なポージングも臨場感抜群の迫力あるオーラを立ち昇らせています。
 
劇中での暴虐を用意に想起させる、邪気に満ちた全体のくすんだカラーリングの精彩な塗装と併せて、ザ・ワンの特徴や雰囲気をここまで鮮明に捉えた作品はそうそうお目に掛かれないと断言出来ます。

特に体中に浮かぶ筋繊維の立体感ある彫り上げは、目を凝らす程にその強靭な生物感をリアルに表現し伝えてくる見事なまでに緻密な仕上がり。
360°隅々まで手抜かり見当たらないその描写もさすがながら、よく見ると大きく突き出した膝の突起の裏にまで及んでいる徹底ぶりには、ただただ頭が下がる思いです。

もちろんそれ以外の凶悪な輝きを放つ補助爪や、四肢から伸びるグロテスクな赤い斑点が印象的な突起物。
そして肩口から覗かせる不気味なカラスの顔などザ・ワンを形作るパーツも、本作をシリーズトップクラスを謳わせるに異論挟ませぬ精巧極まる再現度を発揮。



刺々しく無慈悲な攻撃性の高さを尻尾の先まで滲ませる背面も、前面に劣らぬ見応えを押し出しています。



何よりザ・ワンと言う怪獣の最たる魅力を凝縮させた頭部もビースト(野獣)の呼び名通りに、直視すればその邪悪な眼力に思わず怯まされそうな狂暴な相貌の再現も、実に狂おしいまでに問答無用の完璧さ。

頭部に生え揃う凶険さ迸しる角一本一本もまさに圧巻の密度の着眼が為す造り込みによる、フィギュアは顔が命を体現するにこれ程に無い説得力を兼ね備えた秀逸の迫真性です。



しかし本作を誰の目からも絶対無二たらしめるのが、特撮大百科シリーズ最大の全幅を記録するただただ衝撃のビッグサイズに愕然とさせられる、ベルゼブア・コローネ最大のアイデンティティである2枚の巨翼。

これぞ本作の価格を底上げする一番の要因でしょうが、それに見合う怒濤の造り込みは、一目で言葉すら失いそうな珠玉の造型美による興奮と歓喜を全力で演出。
フルCGの質感をしっかりと出しつつ、羽一枚一枚を精細に描き出された翼。 



それもまた最終決戦でのザ・ワンならではの、神話世界の悪魔のごときか神々しさを最大限まで表現され、まさに縦横無尽に空翔る劇中さながらに至高の躍動感を得た、特撮大百科史に刻まれる名パーツです。

なお翼の位置に違和感覚える方もいると思われますが、これは個人的にスペース確保が難しく、敢えて接着処理をしてないだけですのであしからず。

情景ベース自体は比較的シンプルに纏められた造りとなっておりますが、やはりこれはこれで本体の持ち味を存分に引き立てる絶妙なサイズではないでしょうか。

ちなみにその外観通りに、素材の都合もあって各部が繊細で破損しやすいのが唯一のネックとなっています。

良くも悪くもキャスト造型師の旺欲な我が儘と傲慢な追求心を押し通し、商品化へとこぎ着けたと言っても過言はないであろう、「ザ・ワン」の響きに相応しい特撮大百科の新たな金字塔を築き上げた本作。

かつての「円谷プロ特撮大百科」のカテゴリーから外れて、ウルトラ作品を題材とした意欲的な取り組みを示す名実共に誉れ高き指針作です。
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テーマ:特撮 - ジャンル:サブカル

  1. 2017/10/15(日) 00:40:07|
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